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オイスターバーブロンブログ
『ヴィンテージ』のお話
こんにちはブロン渋谷です。
私事になるのですが、最近母の70歳のお祝いでアルマニャックをプレゼントしました。
ガスコーニュ地方のブランデーです。
日本でフランスのブランデーといえばコニャックの方が有名だと思いますが、
アルマニャックでなければならない大事な理由が1つありました。
それが『ヴィンテージ』です。
よくドラマなどで出てくる『こちら〇〇年物のシャトー△△です。』というものです。
コニャックなどブランデーには基本収穫したブドウのヴィンテージを記載することはないのですが、
アルマニャックは記載が認められており
古希のお祝いということでヴィンテージ記載のできるアルマニャックを選んだわけです。
ヴィンテージと言えば、『よく〇〇年に一度の』などのフレーズを見ますが、正直最初は難しいですよね。
勉強したての頃は、そんなに違うのか?違いを本当にわかっているのか?などと邪推したものです。
日本は品質が均一であることを良しとする文化ですが、
フランスなど伝統国では、その年のベストをつくし、その年を表現しようと考えてます。
農業大国、そして長いワインの歴史を持つ国ならではと感じます。
ただ、ワインは世界中で造られており、すべての産地、すべてのヴィンテージを理解するとなると
本当に途方もない、とんでもないことになりますよね。
なので主に議論されているのは、ヴィンテージ差の大きい冷涼産地であり、
伝統国であり、そしてその中で名の通っているクラスが対象になります。
正直それでもかなりの量になり、とっつきにくい世界ではありますが
ヴィンテージの世界を少し紹介したいと思います。
まずヴィンテージで最もなじみがあると言えばボジョレー・ヌーボーだと思います。
写真は昨年のヌーボーなのですが、なかなかお目にかかれない特別なヴィンテージでした。
多くの年が『〇〇十年に一度の豊作』、『今世紀最大の豊作』など
良いキャッチコピーが代名詞な訳ですが、
昨年はなんと『過去50年で最も厳しかった年』という異例のものでした。
逆にどんな味わいで、自分がどう判断できるか楽しみな年でした。
実際飲んでみると、決してそのような難しい印象はなく、素晴らしい出来でした。
難しい年は生産者の実力が試される年と言われたものですが、
まさに生産者の苦労と努力を感じることが出来た味わいでした。
次の写真が、気候変動の影響を受け、近年高騰しつつあるボルドーの赤ワインです。
2017年は芽吹きが遅くかつ暑くなり収穫が早い年でした。
赤は例年よりリンゴ酸が2倍ほど多く、タンニンは少ない年だそうです。
ちょうどコロナ渦直前、2019年の末にボルドーのグランドテイスティングがあったのですが
全体的に酸がたち酒質は軽く薄いのに樽の苦味が浮いてしまっている印象でした。
赤ワインには正直難しいヴィンテージだと感じました。
ところが白ワインは逆で、酸がきれいにのび、アロマが際立つ、
晴らしいヴィンテージでした。
2017年のボルドーは白の年だと感じました。
この様に同じ年で同じ場所でも赤と白の出来は大きく異なります。
では、こちらのシャンパーニュ地方はというと、
なんと今世紀1、2を争うグレートヴィンテージとなりました。
シャンパーニュは伸びやかで豊富な酸が重要なので
ボルドーの赤と正反対の評価がされる年が多いですね。
こちらはちょうど最近ボトルのヴィンテージ変更のあったシャブリの1erクリュ フルショームです。
2016年は遅霜の影響を受け収量が大きく減った年でもありました。
その分葡萄はエキス分が凝縮し非常に評価の高いヴィンテージとなっており、
シャブリの他、ボルドー、ブルゴーニュなどでも凄い評価の高い年となっています。
2018年はフランス全土で好天に恵まれ、
葡萄の生育過程全てで恵まれ健全に育ったヴィンテージでした。
2016年、2018年ともに偉大な年とされていますが全く異なる気候で育ち、造られたワインです。
まだ2018年のテイスティングはしていないのですが、どの様な違いが感じられるかが楽しみです。
最後に1979年。これは何の年でしょう?
えーっと、僕の生まれ年になのですが、、、
ボルドーをはじめ、ブルゴーニュなどで評価の低い年でちょっと残念な年でした。
ただ近年、最近シャンパーニュの評価が高まっています。
改めてシャンパーニュとボルドーのヴィンテージ評価が大きく異なると感じさせてくれました。
・・・の様にいくつか例を挙げさせて頂きましたが、
ちょっと、とっつきにくく、ディープな世界ですが
気になったところから、気軽に見て、感じて頂くことで
よりいっそうワインの世界を楽しんで頂けるとのではないかと思います。
このワインの年にはこんなことがあったなーなんて、、、
時に想いをはせてながら楽しい時間を過ごしませんか?
BELON渋谷で皆様のご来店をお待ちしてます!
par UTPN
食後のグラッパも良いですよね。
グラッパとは、イタリアで造られる蒸留酒の一種です。
ブランデーと同じくブドウが原料ですが、
グラッパはワインを造る際に使用されるブドウの絞りかすから造られるのが特徴です。
フランスでは、何かを潰す・砕くことを意味する単語「marcher」から派生してマールとも呼ばれています。
アルコール度数は30度から60度と高く、
本場イタリアでは食後酒としてゆったりと楽しまれるのが一般的です。
グラッパを堪能するならやはりストレートがおすすめ。
原料のブドウのフルーティーな香りを楽しめます。
また冷蔵庫などで冷やすとすっきり飲めるので、常温とは違った楽しみ方も可能です。
またイタリアでは、エスプレッソに少量のグラッパを混ぜて飲む「カフェ・コレット」という楽しみ方も一般的です。
エスプレッソを飲むときにグラッパのブドウの香りがふわっと香り、リラックスさせてくれます。
そのためレストランでは食事の後の一杯として楽しまれています。
また「レゼンティン」という変わった飲み方もあります。
エスプレッソに砂糖を多めに入れ全て溶け切らないうちに飲み干し、
砂糖が溶け残ったカップにグラッパを注いで飲む楽しみ方です。
こうすることで砂糖に移ったエスプレッソの香りでグラッパの味わいに深みが加わります。
ページトップの画像は、北イタリアのピエモンテ州にあるベルタ社の”福祉のエリージ”
Valencayのワインとチーズのマリアージュを楽しみませんか?
こんにちは。BELON渋谷です。
さて、先日このブログで取り上げました『ヴァランセのチーズ』。
早速、店長が注文してくれました。
少し肌寒い春先からゴールデンウィーク辺りの新緑の季節になると
何故か山羊のチーズをイメージしてしまいます。
でも、個人的な話なのですが、こんなことを言っている僕は山羊のチーズが苦手です。
獣臭さとスティーリーでシャープな酸味。それぞれは大丈夫なのですが、混ざるとどうしても好きになれません。
ワインからも牡蠣からもちょっと離れてしまうのですが、、、
『なんで山羊のチーズは酸っぱいんですか?!!!』
そもそもチーズは何かというと、
乳の栄養分、特にたんぱく質を集めた食品なのです。脂肪を集めたものがバターです。
乳を固めるには大きくわけて3つの方法があります。
・まず一つ目は温度を上げる方法です。
これはリコッタチーズなどで使われる製法で、家で牛乳を沸かしたとき固体が出てきますよね。それです。
・次に、酸を加える、または酸度を上げる方法です。
フレッシュチーズなど柔らかいチーズなどで使われる製法で、
牛乳にレモンを加えるたり、長時間常温放置すると固まるのがそれにあたります。
・そして最後に凝乳酵素を加える方法です。
幼い哺乳類の胃の中にある凝乳酵素や植物性のもの、微生物由来のもの、遺伝子組み換えの酵素など様々です。
多くのチーズで使われる方法です。
では、山羊のチーズはどのようにつくられるのかというと、、、
酸度を上げる方法と凝乳酵素を使う方法を併用して造ることが多いです。
何故かというと、山羊のたんぱく質や脂肪球は他の哺乳類より小さい為、固結しにくく、
凝乳酵素をフォローするため、酸度を上げる必要があるのです。
『だから酸っぱいんです!!!』
確かに、テクスチャーもきめ細やかで繊細、ポロポロした印象ですよね。
そのかわりに栄養として非常に吸収されやすく、フランスでは
『シェーブルに始まり、シェーブルに終わる。』
と言われるくらい、体に優しく、お年寄りと小さい子供の栄養食品として重宝されているのです。
話は長くなりましたが、
そんな山羊のチーズの『Valencay』
と、
その産地のワインの『Valencay』のちょっと珍しいマリアージュを楽しんでみませんか?
『BELON渋谷店』でお待ちしてます♪♫
Par UTPN
3月のいちおしワイン♬
こんにちは!!
春におすすめ!ロワールの赤ワイン♫♪
こんにちは。BELON渋谷です。
3月に入り朝はまだ肌寒いものの日中は暖かい日差しがあり、
ふと庭をみると土から新しい芽が顔を出していて、、、春の訪れを日々感じるこの頃です。
さて、季節も変わり、辺りも春めいて参りましたので、グラスワインリストも冬から春へ。
この時期にぴったりなワインをご用意してます。
今日はそこから1種類をご紹介させて頂きます。
『Le Clos du Chateau』 AOC Valencay(ヴァランセ)
フランス ロワール河中流の産地『ヴァランセ』の赤ワインです。
ヴァランセというとワインと言うよりチーズの方が有名ですかね?
頭の切れたピラミッド型の山羊のチーズで、ナポレオンが南征に失敗し、
帰路このチーズを見て『余に敗北を思い出させるのか?!!!』激怒し、
ピラミッドの頭をカットさせ、その結果現在の形状になったとか。
ヴァランセの赤のというと
ボジョレーで有名な『ガメイ』に『ピノ・ノワール』そこに『マルベック』をアサンブラージュするという
独特のブレンドが特徴的です。
凝縮感のあるラズベリーやサワーチェリーに仄かに桜や梅の香りが加わります。
土の香りや獣の様な野生的な香りがどこか懐かしさを感じさせ、同時に生命の息吹を感じさせてくれます。
熟した果実の凝縮感を活き活きとした酸がリフレッシュさせてくれるので
重たさを感じさせず、引き締まったスレンダーな印象です。
アフターにはリコリスやベーキングスパイス、腐葉土の様な香りが口中を立体的に広がり、
長く、複雑な余韻を感じさせてくれます。
ジビエ、鹿肉の様な鉄分っぽさと噛むたびに染み出る滋味の様な味わいを持つお肉や
フォアグラ料理などと合わせてみたいです。
ちょっとマニアックな産地のワインですが、気になった方は是非
『BELON渋谷店』
に、いらして下さい!お待ちしてます♪♫
Par UTPN