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オイスターバーブロンブログ
Valencayのワインとチーズのマリアージュを楽しみませんか?
こんにちは。BELON渋谷です。
さて、先日このブログで取り上げました『ヴァランセのチーズ』。
早速、店長が注文してくれました。
少し肌寒い春先からゴールデンウィーク辺りの新緑の季節になると
何故か山羊のチーズをイメージしてしまいます。
でも、個人的な話なのですが、こんなことを言っている僕は山羊のチーズが苦手です。
獣臭さとスティーリーでシャープな酸味。それぞれは大丈夫なのですが、混ざるとどうしても好きになれません。
ワインからも牡蠣からもちょっと離れてしまうのですが、、、
『なんで山羊のチーズは酸っぱいんですか?!!!』
そもそもチーズは何かというと、
乳の栄養分、特にたんぱく質を集めた食品なのです。脂肪を集めたものがバターです。
乳を固めるには大きくわけて3つの方法があります。
・まず一つ目は温度を上げる方法です。
これはリコッタチーズなどで使われる製法で、家で牛乳を沸かしたとき固体が出てきますよね。それです。
・次に、酸を加える、または酸度を上げる方法です。
フレッシュチーズなど柔らかいチーズなどで使われる製法で、
牛乳にレモンを加えるたり、長時間常温放置すると固まるのがそれにあたります。
・そして最後に凝乳酵素を加える方法です。
幼い哺乳類の胃の中にある凝乳酵素や植物性のもの、微生物由来のもの、遺伝子組み換えの酵素など様々です。
多くのチーズで使われる方法です。
では、山羊のチーズはどのようにつくられるのかというと、、、
酸度を上げる方法と凝乳酵素を使う方法を併用して造ることが多いです。
何故かというと、山羊のたんぱく質や脂肪球は他の哺乳類より小さい為、固結しにくく、
凝乳酵素をフォローするため、酸度を上げる必要があるのです。
『だから酸っぱいんです!!!』
確かに、テクスチャーもきめ細やかで繊細、ポロポロした印象ですよね。
そのかわりに栄養として非常に吸収されやすく、フランスでは
『シェーブルに始まり、シェーブルに終わる。』
と言われるくらい、体に優しく、お年寄りと小さい子供の栄養食品として重宝されているのです。
話は長くなりましたが、
そんな山羊のチーズの『Valencay』
と、
その産地のワインの『Valencay』のちょっと珍しいマリアージュを楽しんでみませんか?
『BELON渋谷店』でお待ちしてます♪♫
Par UTPN
3月のいちおしワイン♬
こんにちは!!
春におすすめ!ロワールの赤ワイン♫♪
こんにちは。BELON渋谷です。
3月に入り朝はまだ肌寒いものの日中は暖かい日差しがあり、
ふと庭をみると土から新しい芽が顔を出していて、、、春の訪れを日々感じるこの頃です。
さて、季節も変わり、辺りも春めいて参りましたので、グラスワインリストも冬から春へ。
この時期にぴったりなワインをご用意してます。
今日はそこから1種類をご紹介させて頂きます。
『Le Clos du Chateau』 AOC Valencay(ヴァランセ)
フランス ロワール河中流の産地『ヴァランセ』の赤ワインです。
ヴァランセというとワインと言うよりチーズの方が有名ですかね?
頭の切れたピラミッド型の山羊のチーズで、ナポレオンが南征に失敗し、
帰路このチーズを見て『余に敗北を思い出させるのか?!!!』激怒し、
ピラミッドの頭をカットさせ、その結果現在の形状になったとか。
ヴァランセの赤のというと
ボジョレーで有名な『ガメイ』に『ピノ・ノワール』そこに『マルベック』をアサンブラージュするという
独特のブレンドが特徴的です。
凝縮感のあるラズベリーやサワーチェリーに仄かに桜や梅の香りが加わります。
土の香りや獣の様な野生的な香りがどこか懐かしさを感じさせ、同時に生命の息吹を感じさせてくれます。
熟した果実の凝縮感を活き活きとした酸がリフレッシュさせてくれるので
重たさを感じさせず、引き締まったスレンダーな印象です。
アフターにはリコリスやベーキングスパイス、腐葉土の様な香りが口中を立体的に広がり、
長く、複雑な余韻を感じさせてくれます。
ジビエ、鹿肉の様な鉄分っぽさと噛むたびに染み出る滋味の様な味わいを持つお肉や
フォアグラ料理などと合わせてみたいです。
ちょっとマニアックな産地のワインですが、気になった方は是非
『BELON渋谷店』
に、いらして下さい!お待ちしてます♪♫
Par UTPN