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オイスターバーブロンブログ
クセ強ペアリング ~『レッチーナ』と牡蠣を合わせてみました~
本日はクセ強ペアリングのご紹介♪
みなさん『レッチーナ』というワインをご存知でしょうか?
ギリシャのワインでその特異性から特定名称として認められています。
なにが特別かというと、松ヤニが少量加えられています。
なぜ松ヤニがわざわざ加えられているかというと、、、
まだワインの瓶が発明されてなく、樽もなかった時代。
ワインはアンフォラという土器に詰められて運ばれていました。
蓋を閉める際、中身が漏れない様に松ヤニを塗って密封しており、
その為ワインに松ヤニのフレーバーが移ったというのが起源です。
なんか、時の流れ、ロマンを感じますね。
昔は松ヤニのフレーバーがかなり強いのもありましたが、
フレーバーを控えめに調和を重視した造りとワイン自体の質の向上もあり、
松ヤニの香りが若干、ジュニパーベリーやボタニカルな香り、
ローズマリーを炙った様な力強い独特なハーブ香を感じます。
オススメの牡蠣は石川県能登の牡蠣♪
日本海側の牡蠣らしい、さっぱりした中にある力強い塩気が特徴の牡蠣です。
ワインがかなりクセがあるのでどおかな、、、
と思ったのですが、
牡蠣のあっさりめの味わいにワインの柑橘のフレッシュさが加わり意外と悪くはない。
牡蠣とワインのテクスチャーもスムース。
そこに牡蠣の磯の香りとワインのローズマリーの香りが寄り添い独特なハーモニー、
清涼感のある余韻をもたらしてくれます。
意外とクセになる味わいでした。
試せなかったのですが、香草焼きや牡蠣フライなんかも良さそうです。
グラスでリストインしようか迷ってるのですが、
とりあえずボトルで用意しておいて、いざという時のサプライズとしてスタンバっておこうと思います。
par UTPN
長崎県小長井産『華蓮』はじまりました♪♬
3月の月替わりコースのご案内
春は出会いと別れの季節。
大切なひと時にひと花添える特別なコースをご用意♪♬
早いものでもうすぐ2月になりますね
牡蠣とシェリーを合わせてみたら、、、!!!
せっかく美味しい牡蠣を食べるんだから、
ワインとの素敵なマリアージュに出会いたい。
誰もがそう思ってワインを選ぶと思います。
メルシャンさんの研究で面白いものがあります。
『魚介と相性が良いワインの条件』というものですが、
以前ブログに載せたことがあるので詳細は省略しますが、その一つに
『酒精強化ワインと魚介が合う』というものがあります。
と、いうことで、世界三大酒精強化ワインの一つ『シェリー』を選びました。
フィノ、マンサニージャは海の生き物
アモンティヤードは空を飛ぶ生き物
オロロソは四足歩行の生き物に合う
と、言われるので、仄かな磯の風味と塩気を持ち合わせるマンサニージャをセレクト。
シェリー特有のシェリー香と牡蠣の磯の香りが見事に溶け込み一体になります。
テクスチャーもシェリーのあっさりした中にある力強さが、
生牡蠣の持つ磯の爽やかさと内臓由来の濃厚さという両端の味わいにフィットします。
フィニッシュは酒精強化由来のアルコールとシェリーらしい爽やかさが
口の中をスッキリ、キリッとリセットしてくれますが、
しばらくすると、牡蠣の余韻がじわじわ姿を現し、思わずまたグラスに手が伸びてしまいます。
『ワインを飲みこんだ後、料理の余韻が戻ってくるのが良いマリアージュ』
と良く言われますが、まさにそれでした。
あまりオイスターバーでシェリーを見かけることがないのですが、
なんでだろうと感じてしまうくらい相性が良いです。
これはグイグイ飲んでしまいますね!!!
そんな他で体験出来ないマリアージュ!
今日からBELON銀座店でスタートします!
是非お試し下さい♪♪
par UTPN
『兵庫県・室津の牡蠣』が始まりました!ドイツ、ファルツのピノ・グリと一緒に♪♬
BELON銀座店では本日より兵庫県室津の牡蠣が始まりました。
今シーズンは例年より2,3週間ほど成育が遅れていた為、
待ちに待った、待望スタートです。
柔らかく弾力がある食感に、
多少まとわりつく様なクリーミーさをもち合わせ、
甘味、塩気は共にミディアムテイスト。
藻塩の様な繊細で上品な旨味を持つ牡蠣です。
今回はドイツ、モーゼルのカリスマ
『ドクター・ローゼン』がファルツで造る
『ヴィラ・ヴォルフ』のピノ・グリを合わせてみました。
ピノ・グリの白桃様のふくよかさと牡蠣の柔らかな食感が同調する一方、
牡蠣のクリーミーなテクスチャーをグリ系葡萄特有の仄かな渋みがリフレッシュさせてくれます。
ワインのフルーティーな余韻が牡蠣のミルキーさと調和し、
旨味を伴う甘やかな余韻へとつながります。
牡蠣、ワイン共に親しみやすいアイテムなので
牡蠣好きはもちろん、不慣れな方、初めての方でもお楽しみ頂けるペアリングだと思います♪
par UTPN
今回は北の牡蠣『北海道・厚岸の牡蠣』と『ミュスカデ』のペアリング♪♬
先日は南の甘い牡蠣とソーテルヌのペアリングをご紹介したので、
今日は北の牡蠣とのペアリングをご紹介します。
北海道でも有名な牡蠣の産地
『厚岸』
濃厚な牡蠣として有名ですが、
ねっとり、クリーミーというより、醤油や発酵食品の様な深い旨味のある牡蠣です。
南の朗らかな甘味に比べるとドライ、ほどよい塩気とバランスがとれた控えめな甘さです。
若干、エグミの様なピート香を持つ磯のフレーバーが余韻と共に口をきゅっと引き締めます。
口中を広がるというより、ぎゅっと中心に向かっていく様な
インテンシティのある緻密な味わいです。
オススメのワインはフランス、ロワールの
『ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュールリー』です。
すっきりしたニュートラルなワインで、後味に仄かな塩気を含みます。
シュール・リー製法という、澱とひと冬を越すことで、旨味やコクが生まれます。
タンニンともフェノリックビターネスとも違う口中を軽くグリップするコクが、
厚岸の持つピートっぽさを流し口の中をリフレッシュ、
厚岸の牡蠣がもつ優しい甘味を引き出し、爽やかで心地よい余韻を創り出してくれます。
こちらもBELON銀座店でお楽しみ頂けますので是非試してみてください!
par UTPN