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オイスターバーブロンブログ
このエネルギー!一緒に感じませんか?
こんにちは。BELON渋谷です。
暑い日が続きます。
うちの葡萄(ピノ・ノワール)もかなり黒々としてきました。収穫もまもなくです。
本日はこんな暑い日に元気を与えるエネルギッシュなワインをご紹介します。
本日から赤のグラスワインで提供を始める、
イタリアのシチリア、『エトナ』のワインです。
シチリアワインが注目され始めた90年代のシチリアワインブームから、はや20年。
シチリアワインはまだまだ注目されており、進化、深化が止まりません。
かつては土着品種の一つ『ネロ・ダヴォラ』がフォーカスされていましたが、
今では様々な土着品種が注目されています。
本日紹介するワインの品種『ネレッロ・マスカレーゼ』
も近年注目を浴びている土着品種の一つではないでしょうか。
そのオリジンも近年判明しており、
サンジョヴェーゼとマントニコ・ビアンコの交配から生まれたそうです。
なんとサンジョヴェーゼがはいっているのですね!
確かにサンジョヴェーゼの様な野性味のあるチェリーの香り。
スミレや甘草にブラックオリーブ。しなやかさ。イタリアらしさがあります。
この『エトナ』のワインは育ち造られる環境も独特です。
地中海に浮かぶシチリア島の火山『エトナ』の山肌で育つブドウから造られています。
標高も高い為、冬場には雪が積もることもあり、
地中海でありながら高山性気候に属するという、
まさに唯一無二のテロワールでな訳です。
さて、火山島のワインというとよく感じられるのが
スモーキーな香り、または石油香の様な鉱物的な香りやオイリーさ。
そしてエネルギーを感じるとコメントする方も多いです。
確かに火山島のワインらしいコメントだなー(笑)
と、思ったりもしますが、
特に鉱物的な香りに関しては僕も強く感じます。
これはなんでしょうか??????
まず、この葡萄が育つ火山性土壌は栄養素の少ない痩せた土地です。
葡萄が酵母により発酵する際、窒素が必要となります。
窒素の少ない痩せた土壌で育ったブドウは窒素成分が少なく、
これが少ないと酵母は窒素を含むアミノ酸を分解し窒素を補充するそうです。
システイン等のアミノ酸は構造に窒素を含みますが、硫黄分子も含まれています。
その為、分解されると硫黄分子が放出され、硫黄香として香ります。
ただ微量な為、はっきりとした硫黄というより、
スモーキーさや鉱物的な『ニュアンス』として感じられるそうです。
また、水分ストレスなどのストレスがブドウにかかるとストレス物質を分泌し、
それがニュアンスとして鉱物的に感じることもあるそうです。
個人的にスレート土壌で水分ストレスのかかったブドウで造られた
リースリングやグルナッシュなんかもこの香りを感じやすいと思います。
さて、そんなわけで、この暑い夏を乗り切る、
エネルギッシュな『エトナのワイン』!!
このエネルギーをBELON渋谷で感じてみませんか?
皆様のご来店お待ちしてます♪♬
ギリシャ。夏の海のワイン♪♬
土着品種の宝庫、ギリシャからお届けする白ワインです。
アシリティコではなく『ロディティス』というちょっと珍しいブドウから作られる
ギリシャ・ケファロニアのワインです。
ギリシャの海のワインというと、キリッとした柑橘系の酸と凝縮感。
はっきりとした塩気を感じられるものが多いと思います。
いかにも夏の地中海を表している味わいですよね。
こちらのワインも例にもれず塩気の効いた、
つい魚介と合わせたくなるような白ワインです。
さて、海沿いのワインによく感じることが出来るこの『塩気』なのですが、
どこからくるのでしょうか?
よく言われるのが、
・海水を吸った塩分を含む雨雲から塩分を含む雨が降り、それを吸収する為
・海抜下まで根が伸び塩分を含む水を吸い上げる為
・活火山島の場合、水蒸気に塩分が含まれそれを葡萄が吸収する為
などですが、
葡萄の樹は生き物なので必要な成分と不要な成分を区別し、
根が必要以上に不要な成分を吸収し、
さらにそれが葡萄の実に現れることはないといわれています。
このようなケースは他にもあります。例えば、、、
・石灰土壌で作られたワインに石灰様のフリンティーな香りがすることがあったり、
・シレックス土壌で作られたワインに火打石の香りが表れやすいなどですが、
現在、土壌成分と香り成分の関連性はないと科学的に結論つけられています。
ちなみにシャブリでよく現れる火打石の香りば『ベンゼンメタンチオール』という物質で
発酵の際の酵母由来の香りとの事です。
さて話を戻しますが、塩気の原因と言われていることが、
①まず、ワインに含まれる乳酸と酒石酸のバランスにより感じられるそうです。
たまに内陸のワインなどでも塩味を感じられることがあります。
内陸というと気候は夏場、非常に暑くなる大陸性気候です。
ワインを主に構成する酸としてリンゴ酸、酒石酸、乳酸が挙げられます。
・リンゴ酸はシャープな酸味が特徴で、ブドウが熟すにしたがって減っていきます。
・酒石酸はそれほど減りません。味わいに仄かな苦みや塩気を伴います。
・乳酸はマロラクティック発酵によりリンゴ酸が変質するものです。
気温が上がり、ブドウが成熟すると当然リンゴ酸は減ります。
しかし酒石酸はそこまで減りません。
②その酒石酸が結合して酒石酸塩を生成して塩気を感じさせるそうです。
また、ワインを醸造する際、または瓶詰する際、亜硫酸を添加します。
③その亜硫酸が結合し亜硫酸塩を生成し、塩味を感じさせるそうです。
これらが塩味の科学的な要因としてあげられるのですが、
なんといってもブラインドでワインをテイスティングした時、
なぜか海沿いのワインには磯の香りや塩気を感じてしまいますし、
石灰土壌のワインには石灰様のフリンティーさを感じてしまいます。
まだまだ科学だけでは解明できていないことがたくさんあるようです。
そんな訳で、、、都会のど真ん中BELON渋谷で夏の香りを感じてみませんか?
みなさまのご来店お待ちしています♪♬
par UTPN
オレンジワインは柑橘から作っているわけではありません。
バカンスのワイン
7月8月は夏!夏!夏!
バカンスの季節です。
すでに バカンスを過ごした人
もいますが、、、
多くの方は今年はどおしようか?とウキウキされているのではないでしょうか?
BELON渋谷店ではこんな季節にぴったりのワインをご用意!
こちら、コート・デュ・ローヌの赤
以前コート・デュ・ローヌのワインのセミナーで
コート・デュ・ローヌワイン委員会会長のお話しを聞く機会がありました。
その時、会長が話されていたのが、、、
コート・デュ・ローヌのワインには他にない3つのセールスポイントがある。
1つは品質の安定性。
コート・デュ・ローヌはコンスタントに天候に恵まれている為、
他の地区に比べVT差が少なく、品質が安定している。
2つ目はリーズナブルさ、手軽さ。
もちろん一部の生産者は高騰していますが、ボルドーやブルゴーニュが世界市場の影響を受け、
かなり高騰しているのに対し、リーズナブルで手に取りやすい。
世界市場ではなく、一般市場の顧客に目が向かっている。
そして最後に、コート・デュ・ローヌのワインは『バカンスのワインである』ということ。
フランスでは夏になると多くの人が南フランスに向かい夏の休暇を過ごすそうです。
彼らにとって南フランスのワインはバカンスを連想させる楽しいワインなのだそうです。
確かに、コート・デュ・ローヌのワインは太陽の光をたっぷり浴びた完熟果実に、
ローズマリーなどの地中海ハーブの香り、日焼けた土が加わりガリックの様な香りもあり、
なんかウキウキしてしまう『夏の香り』がしますよね。
味わいもリッチで滑らか。
全房発酵をしている事が多いので
独特のフラワリーさや完熟した梗由来のスパイスや清涼感が加わり、
つい飲み過ぎてしまいます。
そんな訳で、、、
BELON渋谷店で一足先にバカンス気分を味わってみませんか?
par UTPN