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渋谷のオイスターバー ブロンの牡蠣やワインにまつわるブログ
五月・・・『R』がつかない月になってしまいました(泣)
こんにちは。
BELON渋谷です。
5月になりました!みなさま今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
そうです!『5月』!『MAY』!です!
『R』の付かない月になってしまいました・・・
牡蠣好きの方でしたら『牡蠣は【R】の付く月に食べろ』という格言を一度は聞いたことがあると思います。
確かに、海水が温かくなると牡蠣の産卵のシーズンになるので、各産地では出荷が終了してしまいます。
産卵してしまうと一気に身も痩せてしまいますし、
牡蠣の産卵期を乱獲から守ったり、美味しい牡蠣を味わうと考えると確かに正しくもありますが、
お店からするとちょっと迷惑な格言だったりします。
『いったい誰がこんなことを言い出したのでしょうか?!』
では、牡蠣の歴史を少し紐解いてみたいと思います。
牡蠣は今から二億年以上前から存在していました。
今と大差ない形状をしており、同じ様なサイクルを繰り返していたそうです。
有史以前の話をすると、人類発祥の地とされる南アフリカのモーセル・ベイでは16万4000年前の貝塚から
オーストラリアでは4~6万年前の貝塚から牡蠣の殻が見つかっており、
かなり古くの時代から牡蠣は食されていたことがわかります。
文明誕生以降も、料理の進化と共に牡蠣も愛され続け、
3世紀のギリシャでは料理書『食卓の賢人たち』に、
4~5世紀のローマでは料理書『アピキウス』にも登場します。
当時は海に捨てた陶器の破片に牡蠣の幼生が付着し、それを他に移し育て、大きくなったら食べるという、
原始的な養殖がなされていたそうです。
そしてなんと、産地による牡蠣の味わいの違いなども議論されていました。
また、西洋だけではなく、アジアでも食されており、
漢王朝時代(BC206~AD220)にはすでに養殖もされていたようです。
中世に入っても愛され続け、
イングランド王ヘンリー4世が前菜で牡蠣を400個食べたとか、
ルイ14世は毎朝牡蠣を70個食べたとか、
数多くの逸話が残っています。
当初は王族や貴族など特権階級の食べ物だったようですが、時代と共に庶民に広まっていきました。
中世ヨーロッパは厳格なカトリックのしきたりに従っており、
水・金・土・祝日や降臨節、四旬節などの肉を断たなければならない日、期間では特に重宝されたそうです。
当時牡蠣は多くの人に好まれていた一方、性的な意味合いを持つ食べ物でもありました。
閉じた牡蠣は処女性や貞操概念と結び付き、
開かれた牡蠣は乱れている象徴でもありました。
1620年のヤン・ブリューゲルによる『聴覚・触覚・味覚』の風刺画にも
牡蠣をむさぼる女性の姿が描かれており、当時の社会的通念が表されています。
さて、そんな中、この節を唱えたのがイングランド王ジェームズ1世の主治医をしていた
【ウィリアム・バトラー】という人で、
その説を印刷物にして有名にしたのが
『ヘンリー・ビュット』という男です。
ヘンリーには気になる女性がいました。その女性の気を引くために特別な食事で誘おうと思いました。
牡蠣を食べに行こうと考えたのですが、当時先程の様な特別な意味合いを含んでいる食べ物でしたので、
自分に下心があると思われてしまうのではないか?と、心配したそうです。
そこで彼は『牡蠣は【R】の付く月に食べた方がいい』と知的に誘えばそう勘繰られないのではないか?
と考えこの説を使って誘ったそうです。
気になる女性の為に頭を悩ますのはどの時代も変わらないようですね。。。(笑)
では、現代に時を戻しましょう。
そんな牡蠣も現代では科学や技術の進歩もあり、一年中楽しめるようになりました。
例えば、三倍体の遺伝子をもつ産卵しない牡蠣の開発もそうですし、
輸送技術の発達で世界の牡蠣を輸入することで夏場も楽しめるようになりました。
水温の違いを利用して成長するペースを調整する生産者もいます。
そして、なんといっても日本には夏場も美味しく楽しめる『岩牡蠣』もあります。
と、いうわけで現代の日本では『R』のつかない月でも
牡蠣を安心して・安全に・美味しく・楽しめるようになっているのです!
なので、これから四カ月ほど『R』が付かない月が続きますが、
安心して、是非!BELON渋谷に牡蠣を味わいにいらして下さい!
お待ちしています♪♫
par UTPN
クラウドファンディング ご支援募集中
初夏の陽気に包まれた一日になりそうです。
ブロン渋谷店から、クラウドファンディングのお知らせです。
弊社は(株)クラフトダイニングとして、店舗展開しております。
レストラン事業と並行して、阿佐ヶ谷・上石神井にワイン&デリカのショップを
立ち上げました。そしてこの度、
【キャンプファイヤー】を通じクラウドファンディングを設立し、
「レストランのシェフが作る10分でできる簡単調理のイタリアンディナーセット」
を、リターンとしてご用意させて頂きました。
ご興味のある方は、グーグルで「キャンプファイヤー クラフトダイニング」か、
下記のURLより検索して頂きたいと思います。
https://camp-fire.jp/projects/view/572177
皆様のご理解と、ご支援をお待ちしております。
ワイングラスについて考える。
そんなわけで、よくおすすめで登場するこちらのワイン
Chablis 1er Cru Fourchaume
ブルゴーニュに近い伝統産地で一級畑だからやはりブルゴーニュタイプのグラスか?
またはチューリップ型のグラスか?どの形状がよいですか?
もちろん答えは、、、みなさん次第!!!
一緒にBELON渋谷で試してみませんか?
par UTPN
牡蠣に合う白ワイン、とは? ~その①~
【期間限定】BELON渋谷おすすめ赤ワイン!!!
カリフォルニア・ワインといえばまず出てくるのがナパヴァレーだと思います。
西をマヤカマス山脈、東をヴァッカ山脈に挟まれた南北に伸びる盆地で、北が閉ざされ、南側が開いています。
日差しが強い為、北に溜まった空気は温まり上昇します。
上昇すると空気がなくなるので、南から空気が流れ込みます。
またその空気が温まり上昇、、、と繰り返される為、南のサン・パブロ湾からの冷涼な風が日中流れ込みます。
その為強い風と霧が発生し、強い風は酸を産み、霧は強い日差しから葡萄を守ります。
ヴァレーフロアーでは温室効果をもたらしふくよかで豊かな果実味を葡萄に与えます。
逆に霧の上、300m以上では、強い日差しから種子を守るべく果皮が厚くなり、
寒暖差もあるため、凝縮感のある力強いのスタイルになります。
当然ヴァレーの北と南では温度差があり、
北の方が気温が高い為、黒系果実、
南の方が冷涼な為、赤系果実のトーンが現れます。
また、ヴァレーの西側か東側かでもスタイルが異なります。
西側のマヤカマス山脈は東向き斜面の方が優しい東からの太陽光を浴びる為柔らかさを、
東側のヴァッカ山脈は西向き斜面の為強い西日を受けるため力強い凝縮感ある果実味を持ちます。
さらに、世界に存在する土壌の50%がモザイクの様に入り混じり、、、
ホントに多種多様な個性豊かなワインを造る産地、それがナパ・ヴァレーです。
そんなナパヴァレーに霧と冷気を呼び込む入口にあたるのが
ナパと隣のソノマに跨る産地『ロス・カーネロス』です。
若いワインは良く市場で見かけますが、
なかなかお目にかかれない飲み頃8年熟成2014年のワインです。
ベージュを帯びた美しいルビー。
沸きあがってくるアメリカンチェリーやチェリーブランデーの香り。
ダージリンやリコリス、樹脂。仄かになめし革のニュアンスが加わりが深みをつくります。
ピュアなピノ・ノワールにローブを纏わせた様な、リッチで複雑な香りです。
酸は柔らかく、しなやか。噛めるような果実の肉感が口中を優しく広がります。
タンニンも溶け込み滑らか。まさに今が飲み頃のワイン。
酸度がもう少し高かったら上質なブルゴーニュと間違えてしまいそうなクオリティーです。
単体でも、とてもお愉しみ頂けるワインだと思いますが、
おすすめのお食事は、、、以前やっていたメニューになるのですが、
牡蠣にフォアグラのムースをのせてオーブン焼きにした『牡蠣とフォアグラのフラン焼き』や
ブリアサヴァランという酸味のある白カビチーズをのせて焼いた『ブリアサヴァラン焼き』
などが熟成したニューワールドのピノ・ノワールと好相性でしたので、
復活しないかなー、、、なんて思ったりします。
そんな熟成ピノ・ノワール。期間限定ですので気になる方は是非お早めに
BELON渋谷へお越しください♪♫
お待ちしてます!
par UTPN
『ミネラル問題』~岩牡蠣はじめました♪♪~
こんにちはブロン渋谷です。
4月1日、本日から新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
牡蠣というと冬のイメージが強いと思いますが、
春になると走りの岩牡蠣が市場に姿を現し始めます。
真牡蠣に比べ旨味の強い深みある、ミネラル豊富な牡蠣です。
ミネラル、ミネラル、、、といえば、近年ワインでもよく使われるワードですよね。
その実態は分かりづらく、何となく感じる、でも説明が難しい、正体がわからずに使ってしまうワードです。
実際、インポーターや卸の方がワインのお薦めで、
『ミネラル感のあるワインです』とお薦めにいらっしゃるのですが、
『どのようなミネラルですか?』と質問すると答えに詰まる方もいらっしゃいます。
そもそも味覚とは人それぞれ異なるもので、
かつミネラリティは非常に感覚的なものなので、様々な考え方があり、
ワイン好きには格好のテーマにもなってます。
もとはニューワールドのワインや熟度の高い葡萄から造られた
ワインの果実の香りが前面に出るフルーツ・フォワードに対する概念
として現れたようです。
僕がとる解釈は3つあり、主軸とするのが大橋健一MWがピノ・ノワール カンファレンスで発表した
『酸、フェノール、サイオリック化合物に由来する洗練されたチョーキーな感覚。
アーシーでフリンティ。後味をクリアーにするもの。』というものです。
ピノ・ノワールのミネラリティに関する定義なのですが、
その文章を読んだときピノ・ノワール以外でも、すっと自分の感覚に当てはまり、
これをベースに考えてます。
また、とある味覚の本に書いてあったものでミネラル物質としてはNa,Mg,K,Caが挙げられ、それぞれ、
Na(ナトリウム)は塩気、
Mg(マグネシウム)は苦味、
K(カリウム)は酸味、
Ca(カルシウム)は甘みを持つ
というもので、6大栄養素の一つ『ミネラル』と考えると、これも理解しやすく組み合わせてます。
そして、もう一つがソムリエ協会の会報誌に書かれていた内容で、これも寄稿された方の考え方ですが、
『大きくわけるとミネラリティは四つに分けられ、
①ヨード的、フリンティーな香り
②金属的な香り
③鉱物的な香り
④ダスティーな香りがある』。
というものでした。ミネラルをわかりやすく、かつ明確に分類されているので
どの様なミネラルかをこれで判断しています。
他にも色々な考え方があり、ところ狭しとネット・書物に溢れています。
味覚・感覚は人それぞれなので、自分に合った考え方や
自分にとってのミネラルとは?を探してみると
ワインのまた違った楽しみを発見できるのではないでしょうか?
というわけで、、、そんな『ミネラル』を豊富に含む
『岩牡蠣』!!!
どんなミネラルを持つかBELON渋谷で探ってみませんか?
Par UTPN