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北海道『昆布森』とミュスカデのペアリング♪♬
BELON銀座店では北海道『昆布森』の牡蠣を始めました。
大振りで濃厚、クリーミーな牡蠣です。
『濃厚な牡蠣には濃いワイン』
強さに強さで合わせるのはセオリーの一つではありますが、
僕のオススメはフランス、ロワールのミュスカデです。
ライトでさっぱりしているとされるワインです。
牡蠣の味わいをカテゴリー分けする際、味の濃淡ももちろんありますが、
『味の質』というものに着目しています。
まずはワインと一緒でアタック。
簡単に言うと味わいの強さ、【濃淡】です。
次に【旨味寄り】か【甘味寄り】かで分け、
そこに旨味の中ある一種の【えぐみや雑味】の様なヨード香を伴う味わいのボリュームを加え、
味わいの系統を判断します。
そして【テクスチャー】。さっぱり~クリーミーで分類分けし、
最後にワインと合わせてどの様な方向性で味わいを楽しむかを総合的に判断し決定します。
北海道の牡蠣はクリーミーではあるのですが、
甘味というより意外と味わいはドライで旨味が強い傾向があります。
ミュスカデはスッキリしたワインなのですが、
シュール・リーという澱と一冬寝かそ製法をとり、旨味とコクが出ます。
それが牡蠣の旨味を引き立て、ワインのコクと牡蠣のクリーミーさが調和し、爽やかな余韻をもたらします。
こんな感じでペアリングを考えたりするのが面白くもあり、
ソムリエの各々の個性がでて面白いところでもあると思います。
par UTPN
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