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クセ強ペアリング ~『レッチーナ』と牡蠣を合わせてみました~

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本日はクセ強ペアリングのご紹介♪

みなさん『レッチーナ』というワインをご存知でしょうか?

ギリシャのワインでその特異性から特定名称として認められています。

なにが特別かというと、松ヤニが少量加えられています。

なぜ松ヤニがわざわざ加えられているかというと、、、

まだワインの瓶が発明されてなく、樽もなかった時代。

ワインはアンフォラという土器に詰められて運ばれていました。


蓋を閉める際、中身が漏れない様に松ヤニを塗って密封しており、

その為ワインに松ヤニのフレーバーが移ったというのが起源です。

なんか、時の流れ、ロマンを感じますね。




昔は松ヤニのフレーバーがかなり強いのもありましたが、

フレーバーを控えめに調和を重視した造りとワイン自体の質の向上もあり、

松ヤニの香りが若干、ジュニパーベリーやボタニカルな香り、

ローズマリーを炙った様な力強い独特なハーブ香を感じます。


オススメの牡蠣は石川県能登の牡蠣

日本海側の牡蠣らしい、さっぱりした中にある力強い塩気が特徴の牡蠣です。

ワインがかなりクセがあるのでどおかな、、、

と思ったのですが、

牡蠣のあっさりめの味わいにワインの柑橘のフレッシュさが加わり意外と悪くはない。

牡蠣とワインのテクスチャーもスムース。

そこに牡蠣の磯の香りとワインのローズマリーの香りが寄り添い独特なハーモニー、

清涼感のある余韻をもたらしてくれます。


意外とクセになる味わいでした。

試せなかったのですが、香草焼きや牡蠣フライなんかも良さそうです。


グラスでリストインしようか迷ってるのですが、

とりあえずボトルで用意しておいて、いざという時のサプライズとしてスタンバっておこうと思います。

     par UTPN



 

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