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三月末、花見の季節ですが、、、
こんにちは!ブロン渋谷です。
今年は桜の話題が少なく感じていたのですが、首都圏では今週満開を迎えるようですね。
さて、この時期は桜のシーズンであり、新しい生活の始まりの時期でもありますが、
葡萄も萌芽を迎え新しい一年が始まります。
写真はうちの庭で育てている葡萄の萌芽の写真なのですが、
ワインを勉強しているうちに、葡萄はどのように育ち、品種ごとでどの様に違うのだろうと思い、
育て始めて3年目になりました。
特に関心があったのがシャルドネでした。
働いていると日本人は非常にシャルドネが好きなんだなーと感じますが、
実は僕はシャルドネが嫌いでした。
カットして時間が経過したリンゴの様な香りに樽の香りが混ざり、酸も強くスティーリー。
よくわからない独特な余韻も残り・・・と、なぜシャルドネが世界で好まれているのだろうと思っていました。
当時よく通っていたワインバーのマスターによく疑問をぶつけていたものですが、
その一つが『シャルドネの特徴とは何?』でした。
その時の答えが『酸が強く、これといった特徴がないのが特徴』
と教わり、そのような理解をしていました。
色々、勉強していくうちにソムリエ協会副会長の石田博さんの著書を読む機会があり、そこには
『シャルドネとは純白であり、それ故、テロワールや造り手のフィロゾフィーを反映する』
と書かれてありました。
ちょうど昨年初めて葡萄がなり、未熟のうちから収穫まで味見をして変化を観察したのですが、
その時、初めて、その意味を理解出来ました。
シャルドネは他の品種に比べ完熟前から透明感のある酸味を備えていて
正に純白と言えるピュアさを持っていました。
発酵後も繊細な洋梨や和梨の様な柔らかさとフィネスがあり、
『このことなのか!!!』
と、ようやく自分の中でシャルドネとは?の答えが見つかった気がしました。
去年はそんな一年だったのですが、今年も何か新しい発見があるといいなと楽しみにしています。
さて長くなりましたが、本日紹介するのが、そんな『シャルドネ』で造られている
『Chablis 1er Cru Fourchaume』です。
よく、牡蠣には普通のシャブリが合うと言われますが、
普通のシャブリは酸が強く、スティーリー、やや酒質が強い印象を受けます。
一般的に格が上がると濃く、強くなりますが、シャブリ1erCruだけは逆です。
シャブリの1er Cruはシャブリよりもテクスチャーは柔らかく、繊細な果実とピュアさを持つ為、
透明感のあるミネラリティーを感じられます。
その土地のテロワールを表現しようとしているのがわかります。
普通のシャブリ以上に『生』の牡蠣と調和し、旨味や産地ごとの味わいを引き立たせてくれます。
特におすすめは、
『広島県 大黒神島』
あっさりめで、藻塩の様な繊細な旨味を持っています。レモンなしでお楽しみ頂きたいです。
最近、BELON渋谷では岩牡蠣も始まりました。
様々な産地の牡蠣とワインを一緒に楽しみませんか?
BELON渋谷でお待ちしています♪♫
par UTPN
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